どうもー自由を諦めない子持ち一馬力サラリーマン！リラボンです。
今回は収支公開！ということで、リラボンが保有している５基の野立て太陽光の物件情報を大公開します。
中途半端な情報公開だったらいらないよ！
これから始める人に向けてリアルガチな数字を公開するよ
太陽光投資をはじめた理由を説明した後、所有物件の基本情報を紹介します。
基本情報をもとに米国インデックス投資との比較を行います。
最後に2022年9月末までの収支を公開しますね！
なぜ太陽光投資？課金ゲーとしての株式投資
リラボンは一馬力サラリーマンでもFIREできる！を実現するために投資を行なっています。
組織に頼らずとも自分の好きなことをして生きていける人生を手に入れるためですね。
そのためには、何はともあれまとまった資産が必要！
ということで、投資を行なっているわけです。
残念ですが、貯金だけでまとまった資産を築けるほど給料が高くいですからね。
多くの人が最初に思い浮かべる投資が「株式投資」でしょう。
特に2016年ごろから日本でも米国株投資が注目され、最近では株式投資といえば米国株といえるほどの市民権を得ています。
しかし、株式投資を始めて気づくのが「あれ？結局、課金ゲーじゃね？」ということです。
年利６％の投資信託に月10万円積み立てたとして、１億円の資産を築くのに30年かかります。
では、どうやって入金力を高めればよいのでしょうか？
節約：やりたくない。これ以上の節約は人生の満足度を下げる。
転職：年収200万あげても可処分所得は+150万。バリバリ働くイメージもないため旨味を感じない。
副業：いろいろチャレンジするも続かない。
ない×３
我ながら、こんなやつがFIREできるのか？って感じですw
打つ手なしか？と絶望しかけた時に、太陽光投資に出会います。
以前より、マイクロ法人による節税に憧れを持っていました。
いつか自分の法人を持って節税したい、だけど何の事業で法人を持つ？不動産投資？不動産投資はなんだか怖い。
やはり踏み出せずにいた私にとって、不動産投資と同じく借金というレバレッジを利かせる投資でありながらも比較的収益が読みやすい太陽光投資は魅力的にみえたのです。
前フリ長くない？
ごめんなさい。次から実際の数字を公開していきます！
太陽光投資は株式投資に勝てるのか？
さて、株式投資の限界に気付いて太陽光投資をはじめたリラボン。
はたして太陽光投資は借金して行うほど、価値のある投資なのでしょうか？
素直に株式投資を続けるよりも優れたリターンをもたらしてくれるのでしょうか？
これらの疑問をリラボンが所有する物件の基本情報をもとに確認していきます。
やっと出てきたと思ったら情報量多すぎ！！
順番に解説していくよ！
秘密文章のような黒塗りも気になるんだけど
さすがにネットに全物件の金額を晒すのは抵抗が…
黒塗りなし版の画像が欲しい方は、コメント欄やTwitterのDMなどでご連絡ください。
「太陽光投資は借金してまでやる価値があるの？」、「資金を株式投資に投入するより、太陽光投資に投入した方がいいの？」これらの問いに対する答えはYesです。
単純な20年間のトータルリターンで比較すると、太陽光投資が880万の利益に対して株式投資は600万円なります。
この記事ではCCRやIRRという、投資の収益率を測る指標についても解説しています。
少々長いですが最後までご覧ください。
まずは太陽光投資を構成する各費用と収益を確認していきます。
初期費用編
物件価格
太陽光パネル、パネルをのせる架台、パワーコンディショナ、フェンスとこれらを設置する工事代を含んだ金額です。
消費税込みの価格で記載しています。
土地代金
発電所となる土地の購入費用です。
土地を買わずに借りて、そのうえに自費でパネルを設置するやり方もあります。
リラボンは稼働後のステークホルダーが増えるのを嫌って賃貸は避けています。
太陽光設備の販売会社から土地を購入するケースですと、土地価格と物件価格を都合のいいようにゴニョゴニョしている業者があるようです。
私の例でいえば「茨城県 北」の50万の物件が該当しそうですね。
仲介手数料
土地購入時の仲介手数料です。
中には直接取引で仲介業者を通していない物件があります。
この場合は仲介手数料はゼロ円です。
最近増えてきたセカンダリー（中古）案件ですと、物件価格に含まれていて見えないケースもあります。
整地費用
発電に適した傾斜になるよう整地が必要な場合の費用です。
工事車両が通れるように、木を伐採するケースもあります。
土地の形状によってかかる場合がある費用ですね。不要なケースもあります。
工事費負担金
発電所と街の電線をつなげる工事費用です。
電力会社に支払う費用となります。
業者によっては、物件価格に含めていることもあります。
可能であれば業者に内訳を確認した方が良いです。
会計上の取り扱いが異なるからですね。
登記費用
土地の所有権を移転するための費用です。
司法書士さんにお支払いする報酬になります。
遠隔監視装置
太陽光の発電状況をネットで確認できるようにする設備の費用です。
必須ではありませんが、最近は物件価格に含まれているものも多いです。
利用する監視装置によっては、月額費用がかかるものがあります。
私は初期費用のみでよい監視装置を選好しています。
借入手数料
借入する金融機関によっては手数料が必要になります。
地銀さんですと、何かと手数料がかかるんですよね。
そういう意味では、公庫さんの活用が肝となります。
金融機関別の特徴については別記事で解説します。（準備中）
印紙代
契約や登記の際に何かと収入印紙が必要となります。
仲介手数料や登記費用にまるっと含まれている場合もあります。
リラボンも全てをプロットできていないかも……
抵当権設定
金融機関から借入を行う条件として、土地を担保に入れたり、機械設備（パネル、パワコン）を担保に入れる場合があります。
返済できなかったら土地や機械を取られるよーということです。
要は人質のようなもの。
この担保設定にも費用がかかります。
担保が不要なケースもあります。
不動産取得税
土地を購入した場合は、不動産取得税を納めることになります。
千葉県の不動産取得税が０となっているのは資料が手元にないためです。
すみません。
色々かかって複雑だなー
その通り。だから業者の見積は単純化されていることが多いんだ。
業者の見積に入っていないものを見分けるために、この記事が役に立つのね！
借入金・自己資金編
借入金
単純にいえば借金です。
物件購入のために金融機関から借入した金額です。
リラボンはレバレッジを利かせたいので、なるべく多く借りるようにしました。
金融機関
太陽光投資で融資を受けれらる金融機関は、大きくわけて３つ。
日本政策金融（公庫）、銀行（主に地銀）、信販会社（主にアプラス、ジャックス）です。
返済回数
返済月の数です。
12で割れば返済年数になります。
リラボンの場合は15年から17年となっています。
言い換えると返済期間15年の物件は16年目から返済金額０となり年間キャッシュフロー（手残り）が＋100万改善します。
返済方法
住宅ローンと同様に「元利均等返済」と「元金均等返済」から選択可能です。
金融機関によっては、先方から指定があります。
リラボンは選択できるときは「元利均等返済」にしています。
投資初期の返済金額を抑えてキャッシュフローを改善するためですね。
自己資金
自分のお財布から出した金額です。
太陽光投資は約2000万円の投資になります。
多くの人が融資を受けて投資をします。
特に私のようにレバレッジを掛けれる投資という目線で取り組んでいる人は、いかに少ない自己資金で多くのキャッシュを作るかに注目します。
なるべく多く融資を受けて、自己資金を減らすような動きをとります。
見込売電金 ー 諸費用 ＝ 手残り 編
見込売電金額
年間の収入額です。
物件購入時に業者から提供されるシミュレーション値から算出しています。
消費税込みの金額を記載しています。
ちなみに、売電実績のシミュレーション比は89％〜105％と物件によっってまちまちです。
売電実績とシミュ比も別記事で公開します。（準備中）
返済金額
年間の返済金額です。
元金均等返済の場合は、返済金額が徐々に減っていきます。
そのため、表には初年度の返済金額を記載してます。
固定資産税
土地と機械（発電設備）の両方に固定資産税がかかります。
機械の固定資産税については、３年間ゼロの特例を受けているので４年目に請求されるであろう金額を見込みで記載しています。
土地の固定資産税は実績です。
パワコン電気代
発電所内に設定しているパワコンは電気で動いています。
また、監視装置を設定していればやはり電気を消費します。
これらの電化製品（？）の電気代を一律6000円で記載しています。
パワコンの電気代は家庭と同じく、任意の電気供給業者と契約できます。
実際の電気代は数十円で済んでいる発電所が大半なのですが、電気代の明細を集計するのでてまでして超概算で月500円の年間6000円としています。
ここは数少ない節約可能ポイントだったりします。
メンテナンス代
地味にかかるのがメンテナンス代。
当初は自己管理していたのですが、所有物件が増えると手が回らず外注することに。
物件によっては自己管理を継続していますが、気持ち的にはオール外注化を検討中です。
税理士報酬、法人税
これらの費用は物件ごとに算出するものではありませんが、見込売電金額の比率で各物件に按分しています。
税理士報酬は、25.3万円。
法人税は会計上で利益がでるのはまだ先なので、７万円を按分しています。
事業税
電気供給業者の事業者は、収入に対して事業税が課されます。
税抜きの見込売電金額に0.75％を乗じて概算で算出しています。
消費税
簡易課税事業者となっている前提で、見込売電金額に含まれる仮受消費税金額✖️0.3で算出しています。
手残り
見込の売電金額から諸費用の合計を引いて、手元に残る現金を算出しました。
この金額が株式投資への入金力へと化けます。
こうやって課金ゲーである株式投資を攻略しようという作戦です。
５物件の合計は180万強となり、月15万円の入金力UPです。
評価指標編
表面利回り
見込売電金額 ÷ 初期費用 × 100 で算出。
業者の出す表面利回りは、表上の仲介手数料以降の費用が含まれていないことが多いです。
結果的に、業者の利回りは高めになります。
返済後利回り
手残り ÷ 初期費用 × 100 で算出。
初期費用に対してどれだけリターンがあるかという数値です。
ここの値を見ると、配当利回り程度の数字が並んでいます。
多くて2.4％程度のリターンなら素直に株式をすればいいのではないか？
一説ではS&P500の長期でみた年間リターンは7.5％と言われています。
2.4％!？太陽光投資をする必要あるの？
そう思うよね。次は自己資金に対する利回りを確認しよう
CCR（自己資金収益率）
手残り ÷ 自己資金 × 100 で算出。
自己資金に対してどれだけリターンがあるかという数値です。
この値をみると、最低でも11%オーバーです。
フルローンに近い物件では、480％強というバグじゃね？という数字です。
借金というリスクの対価といったところでしょうか。
CCRでみると太陽光投資の優位性が見えてくるね
太陽光の優位性はこれだけじゃないんだ！
早く教えてー！
実際の収益状況を見たあとでその優位性について解説するね♪
3年間の運用実績を大公開
2019年5月から2022年9月末までの約３年間の実績です。
2022年度は期中の実績になります。
３年と５ヶ月の手残りを合計すると1200万弱！
自己資金が約1400万ですから投資資金の85％は回収済みという状況になります。
この回収率を実現しているのは消費税還付です。
消費税の課税事業者は、売上と一緒に受け取った消費税と仕入れ時に支払った消費税の差額を国に納めます。
支払った消費税の方が多い時は、逆に消費税を還付してもらえます。
太陽光投資は初期投資額が大きいから還付の額も大きくなるよ
消費税還付の他にも「３年間の固定資産税ゼロ」の特例も大きな役割を担っています。
物件基本情報の表にある「（機械）固定資産税」が３年間免除されるという特例で、10万円ほどのキャッシュフロー改善になります。
つまり、消費税還付と固定資産税ゼロの特例により投資初期のキャッシュフローを大きく改善できる点が太陽光投資の優位性になります。
とうししょきのきゃっしゅ・・ふ・・ろー
ごめん！具体例を交えて解説させてください
許可しよう！
……
投資は「早さ」も重要
次の２つの投資先、どちらが有利でしょうか？
投資先A：２年後に＋５万円になる
投資先B：５年後に＋５万円になる
圧倒的に「A」でしょ
理由は？
５万円はやくほしいから
感情じゃなくて「有利」だと言える理由は？
そうやって、なんでも論理的に考えるところが嫌なののよ。いいじゃない、感情的に考えたって！そういえば、思い出した！３年前のあのときもそうだったよね！……
感情でいいと思います……
投資先Aのほうが有利な理由。それは早くキャッシュが生まれるから。
この５万円をさらに投資することができれば、投資先Bより３年多く運用できます。
つまり、同じ５万円という額面でも「早く」回収できる投資先Aの５万円には「再投資で利益を生む可能性」があり、投資先Bの5万円より価値があるのです。
趣の違う投資をIRRで比較する
CCRが12.3％でインデックスの7.5％よりも高い上に、消費税還付で初年度＋100万。さらに完済したあとの３年間も＋100万のキャッシュフロー。圧倒的な太陽光有利！
太陽光のマイナス面も確認してみよう
太陽光投資のマイナス面として、理解しておきたいことが２つあります。
１つは、パワコンの寿命。
20年間の投資期間中にパワコンを１度は交換する必要があると言われています。
もう一つが、出口における資産価値です。
株式投資であれば、最後は株式を売却することで初期費用を回収できます。
しかし、太陽光投資は出口が取りにくいと言われています。
20年後に土地や機械に資産的な価値があるのか？無いに等しいのでは？という議論です。
ここまで整理しますと、自己資金に対する平時の利回りは太陽光が有利。
しかも、消費税還付と完済後のキャッシュフローを考えると更に有利そう。
一方で、パワコン交換が15年後に必要で100万のキャッシュアウトがある。
さらに20年後の資産価値はゼロかもしれない。
なんとなく、太陽光の方が有利そうだがどれぐらい有利なのだろうか。
こんなときには、具体的な数字を見ていきます。
太陽光（栃木案件）と年利7.5%の株式投資を比較してみます。
比較するのはキャッシュフローとIRRです。
「Internal Rate Of Return」の略。日本語では内部収益率（いやわからん！）。
時間軸を考慮にいれた投資効率を評価できる指標。
同じキャッシュフロー金額の投資なら早期に回収できる方がIRRは高く評価される。
IRRはExcel、Googleスプレッドシートで簡単に計算できる。
IRRでもトータルキャッシュフローでも
IRRを計算するときは、１行目に初期投資金額をマイナス値で表現します。
また、最終行ではキャッシュフローと売却価格の合計を入力します。
結果はどちらも太陽光投資の優位性を示す結果となりました。
IRRでもトータルキャッシュフローでも太陽光投資が優位という結果です。
まとめ
今回は太陽光投資はもうかるのか？というテーマで、リラボン所有の物件情報を公開してきました。
思ったより儲かる、思ったより儲からない、太陽光いいね、株いいね、いろんな意見があるのがいいですね。
みんな違ってみんな良い。というか、違ってくれないとつまらない。
今回、株式投資の長期リターンを7.5％と設定しました。
当然、地合によっては近年のように10%を超える年もあり一概に太陽光有利とはいえません。
その不確実性も含めて、あーでもない、こーでもないと考えを巡らせるのが好きなリラボンでした。
また本記事では、CCR、IRRという投資の効率性を測る指標をご紹介しました。
このような、投資に関する知識は不確実な世の中を生き抜くためには必須のスキルですね。
これからも共に学んでいきましょう。
ではまた！
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